期待しないことが正解だなんて…
冒頭の言葉は「ひきこもり当事者」を抱える親御さんの言葉です。
一方で、「ひきこもり」を解消して脱却出来た人は口々にこのように語ります。
気にする存在(両親)のことを気にしなくていいのは、心がラクになった。
いやいや!散々心配してきた「親」にそんなこと言っちゃうわけ!?
「親知らず」は歯だけじゃなくて、「心」に関してもということですね。
このような、「ひきこもり当事者」と「親御さん」の捉え方の違いが、なぜ起こりえるのかを今回の記事で解説していきます。
「期待」という見えない「ストレス」
では、どうして心配をかけてくれる親御さんと、一緒にいると苦しくなってしまうのでしょうか?
それには、以下のようなものが影響しています。
- 家族だからこその甘え
- 誰にも素直になれない気持ち
- 自分を分かってもらえないことへの怒り
さらに、もう一つの大きな理由は、
親の「期待」に応えられていない…
という見えないストレスが、子どもを苦しめる要因になっているからです。
親なら誰しも、子どもが小さいころには「大きな期待」を無意識にかけてしまうものですよね。
「将来はあんなふうになってほしい」
「こんな仕事に就いてくれたらいいな」
「仕事も結婚も希望通りだといいな」
という理想を抱いてしまいがちです。
そして、頭では分かっているのにどうしても、他人と比較してしまうのです。
「評判のいいあの子よりも、イイ学校に行ってほしい」
「近所の子より、ウチの子供の方が優秀なんじゃないか」
「隣のあの子は〇〇が出来ないけど、うちの子供は出来ているわ」
などなど、言葉にならずとも頭の中で浮かんでくることもあったでしょう。
しかし、子どもが「ひきこもり」になるとどうなっていくでしょう?
答えは、その親の「期待」というのは、少しずつ崩されていくのです。
「期待」のダウングレードの果てに…
親が持っていた「期待」が崩されていった結果、どうなるでしょう?
親は自分が設定した「期待のハードル」を次第に下げていくことになっていきます。
「期待のハードル」を下げるってどういうことダヨ!?
要するに、「高望みしない」ということだと思っていいでしょう。
「期待のダウングレード」を分かり易く解説すると以下の通りです。
ダウングレード ~その①~
「絶対に偏差値のイイ高校に行ってほしい!」
⇩
「普通に合格できる高校ならどこでもいい」
⇩
「何とか卒業してくれればいい…」
ダウングレード ~その②~
「大企業の正社員になって活躍してほしい!」
⇩
「企業にこだわらず派遣社員でもいい!」
⇩
「なんならアルバイトでもいい」
⇩
「もう働かなくていいから1時間だけでも外出してほしい」
この世の中に同じ家庭がないように、このような例を挙げればキリがないものです。
そして、時間経過と共にいくつもの「期待ハードルの変化」があるのです。
では、子供はその「期待のハードル」が可変式に動かされていたら、どうなるのでしょうか?
意外と思うかもしれませんが、子どもは、「期待のハードル」が変更されるたびに、なんとかして目の前のハードルを越えようと、一度、努力するのです。
ハードルの高さが変わったみたいだ。でもムリだ、次こそ越えてみよう。
(後日…)
また変わった。さすがにこれくらいは越えなくちゃダメだろうな…
ハードルの高さは低くなっていくにもかかわらず、どうしてもできないことも中にはあるのです。
周りの普通の人ができていることが、どうして自分にはできないのか…。
常に何とかしないと、という焦る気持ちはあるが、気持ちだけで体が動かない…
その結果、親の失望が痛いほど感じる…。
だから、面と向かって顔を見られなくなっていく…。
こんな状態だから、親と顔を合わせたら「何を言われるのか…」とわかっているのです。
たとえ直接言わなくても、親の表情や仕草が、雄弁に語ってしまっているのです。
「どうして学校に行かないの?」
「これから仕事どうするつもり?」
「いつまでこうしているつもりなの?」
だけど、その答えは自分だって100%わかっていないものです。
だから家族や他人に、聞かれても正直どうしようもできない…ということがあります。
それなのに、親に辛そうな顔をされると…
自分が一番苦しいんだよ!
と感情が高ぶっていくのです。
だけど、感情が高ぶったところで、家から出ることができないのです。
なぜなら…
「ひきこもり」をする自分には、その動き出すための「きっかけ」が分からないからです。
その結果、自分のせいで、落ち込み嘆き悲しんでいる両親と、毎日同じ屋根の下で生活しなくてはいけないストレスといったら、それは大変なものでしょう。
そして、気持ちの優しい真面目な子ほど、そういったストレス度は大きくなっていくのです。
こんな「ひきこもり」当事者とご家族のケースがあります。
子ども時代は容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能で近所からも評判のいい子供でした。
まぁイケメン!絶対ジャ〇―ズに入れた方がいいわよ!
賢いわねー!将来はお医者さんかしらねー!
事あるごとに子供を褒めちぎる言葉が飛び交い、それはもう親にとっては絵に描いたような「自慢の息子」で誇らしかったそうです。
しかし、その子供は高校生になって、突如不登校になってしまったのです。
彼の母親は、「ああ…早く、本来の息子に戻ってほしい」と毎日祈って甲斐甲斐しく世話をしていました。
しかし息子はある日、母親にこう言ったのです。
「ねぇ母さん。あのころの僕はもういないよ。忘れてくれる…?」
なんかちょっとホラーじみた終わり方にも感じますよね(汗)
その親御さんは、無意識的にも、子供に対して「大きな期待」という「ストレス」を掛け続けていたということ。
そして、子供はその「期待=ストレス」に応じようと頑張っていたが、時間と共に耐えられずに不登校というアクションに繋がったということですね。
期待=子供の幸せ=「親の見栄」になってはいけない
改めて言いますが…
親の期待は、「子どもに幸せになってほしい」という気持ちから生まれるものです。
これは間違いないでしょう。
ただ人によっては「子供の幸せ」と言っておきながら、「親の見栄」という部分で考える人も少なからずいる、ということを忘れてはいけません。
ただ、そんな「親の見栄」なんてものは…
満たされたとしても「虚しさ」しか残らず、とても「ちっぽけなもの」でしかありません。
「親の見栄」を子供に投影するのではなく、「子どもの幸せ」だけを願う気持ちが一番だと思っています。
でもその気持ちが強すぎるあまりに空回りして、「過干渉」に繋がってしまうことも十分にあります。
だからこそ「ひきこもり」から再起を図りたい子供にとって…
「幸せを願う=過干渉」になってしまう親の存在は、実は阻害因子にしかならないのです。
要するに、「子供の幸せ」を願うばかりに「親の見栄」になってしまったり、過度の「親の期待」が過干渉につながってしまうことを避けなくてはなくてはならないということです。
その思いが強いがゆえに、子供に掛ける「言葉」が「親本位」になってしまうことが子供の「再起する力」を抑え込んでしまうのです。
何がなんだか分からなくなるわ!
結局どうすればいいんダ!?
それならば、逆のことをすればいいのです。
「親本位」の言葉を選ぶのではなく、「子供本位」の言葉を感じ取り、「再起する力」へ変えていく言葉を掛けていくのです。
「ひきこもり当事者」に最も近い存在であるのは「親であるあなた」です。
あなたが掛ける言葉や、かかわりがアップグレードして、ダイレクトに子供に良い影響を与えられるのです。
そんなきっかけをお伝えし、「ひきこもり解錠」のお手伝いを、信念をもってこれからも続けていきたいな思っています。
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もし、このような状況にいる「今のあなた」というのは、紛れもない「かつての僕」なのです。
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僕の理念でもありますが、幸せなココロの形を丸としたときに、ココロのどこかで満足できていない「欠けた部分」というのは誰しも抱えています。
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