えぇ!?「甘えさせる」って悪じゃなかったの!?
ひきこもり当事者を抱えるご家族との関わりを通してよく言葉にされるのがコチラです。
それほどまでに、意外に思われるのがこの「甘えさせる」の部分なんですね。
また、意外に思われること以外にも、
ずっと甘い甘い…と言われ続けていたけど、実は私たちがしていたことは悪いことではなかったんですね…。
という言葉もいただいています。
このように「ひきこもり」の話題をすると、必ずと言っていいほど出てくる話題があります。
それこそが「甘えさせ問題」です。
そんな「甘えさせ問題」は、独り歩きして根も葉もないことも含まれていってしまっているのも事実です。
ですが、そんな「甘えさせる」にも「良い甘えさせ」と「悪い甘やかし」の2種類があります。
今回の記事では、実際に当事者ご家族とのかかわりを通した経験や、当事者体験を踏まえて気になる2種類の「甘えさせ」を解説していきます。
では本題に移りましょう!
「甘やかし」と「甘えさせ」の明確な違い
「甘やかし」と「甘えさせ」の違いを説明する前に、ちょっとここで一度おさらいを。
こちらの記事で、ひきこもり当事者が求めるのは「アドバイスではない」ということを解説しました。
そして、大切なものは「共感すること」であると実例を踏まえてまとめました。
「共感」が大事ダト…!?
それこそが「甘い」って言うんじゃねーかヨ!?
実はこの「甘い」は「甘えさせる」ことであって、「甘やかし」ではないのです。
「甘えられる」親がいることって、子どもにとってはすごくいいことだと僕は思っています。
「甘やかし」と「甘えさせる」ことというのは、同じような印象を持たれがちですが、全ッッッく違うんですよね。
分かりやすく解説していきましょう。
「甘やかし」は「百害あって一利なし」
早速の結論ですが、「甘やかし」の代表的なのが、子供に対する「先回り過干渉」です。
ひきこもる子供本人が望んでいないにもかかわらず、
あなたにはこういう仕事がいいんじゃないかな。
近いところだと〇〇で…。資料持ってきたよ!
お父さんの知り合いで雇ってくれる人がいるぞ。
近々面接行ってこいよ!
と、子供の意向や想いも考慮せずに押しつけたりするようなことです。
子供本人が求める以上のことをやりすぎたり、先回りして段取りを決めてしまったりするのは「過干渉」にしかなりません。
この「先回り」は大人だけでなく、幼少期の子供に対する育児にも重要視されています。
常に子供の動向を監視するような「へリコプターペアレント」という言葉が生まれているくらいですからね。
「過干渉」こそが「甘やかし」になりえる
また別なパターンでよくあるのが、こちらのケースです。
僕は本職でたくさんのご家族と関わることも多いのですが、面談で僕が子ども(成人済み)に対して質問しているのに、親が答えてしまうということが「一定数」あります。
また知り合いの小中高の学校教諭との話の中で、教育現場でも何か不都合があって子供が黙っていると、親がたまらず弁解し始めたりするというケースもあります。
教育現場では、年齢的にも未成年でもあるので数も多く、その対応方法の相談を受けることもあります。
そういった親の「先回り過干渉」は、子どもの自立を阻害し、思考力を奪い取っていきます。
そりゃそうですよね、自分で言わなくても勝手に言ってくれるんですから。
言ってしまえば、子どもの召使いみたいな言いなりになって、「お菓子がない」と言われたら「買ってきてあげようか」などと言う親御さんでしょう。
これは実際にあった僕の話ですが、具合が悪いという後輩の代わりに、親御さんが職場に電話して「今日は休みますので。」という連絡をしてくるというケースもありました。
言わずもがな、このような親御さんは立派な「甘やかし」でしかないです。
「百害あって一利なし」の言葉がしっくりくるなと実感しています。
「甘えさせる」に隠された利点
ナルホドね、「甘やかし」は分かった!
じゃあ肝心の「甘えさせる」って何なんだヨ!?
「甘えさせる」ことと「甘やかす」ことは違います。
いくつかのアプローチを紹介します。
- 子どもが悩んでいるとき、苦しいときに黙って話を聞いてあげる
- 泣いていれば理由など詮索せずにただ同じ空間にいたり、背中をさすってあげる
- 子どもの好物のおかずを作って言葉なき応援をしてあげる
あなたの普段の話しかけアプローチはいかがでしょうか?
これらの例はご覧のとおり、子供に対して「糖分多めの甘いアプローチ」はしています。
しかしながら、決して「甘やかし」ではないのです。
そして、もう一つ大切なのは
- 子どもに対して「期待しすぎない」こと。
- 「ダメでもともと」が基本と心得るべし。
ということです。
お父さんお母さんがそういう姿勢でいてくれることで、子どもは気がラクになり、心を開いてくれるようになっていきます。
必要なのは「干渉」ではなく「保護」
「出来ないこと」ばかりに焦点を当て続けるのではなく、「ただ毎日笑って、楽しく暮らせることが当たり前じゃない」と、発想を転換することも大事です。
長期目標を計画して、初期段階から5年先10年先を考えて、悶々と過ごすのではありません。
大事なのは、今、その子が充実して幸せな毎日を送っているか、それだけを考えていくことです。
親御さんによる思惑や邪念のないシンプルな「愛情」は、子どもにとってエネルギーになり、立ち上がる力に変換されリスタートできるようになっていきます。
そうすると、副産物的に今後「どうやって自立していこうか」という建設的な話し合いにもつながりやすくなるので、将来への計画も立てやすくなります。
そういう会話やプロセスを経ずに、一足飛びでいきなり「結果」を求めても、うまくはいきません。
必要なのは、干渉ではなくて「保護」
子どもが「ひきこもり」になると、親は「苦労させたくない」、「自分が元気なうちに何かしておきたい」などと、干渉したくなるものです。
何で出てこないの!
いつまで寝ているのよ!
いい加減に働きなさい!
そんな風に口うるさくガミガミ言ったり、「お願いだから出てきてちょうだい…」と頼み込んだりする人もいます。
心配が不安に変わり、やがて不安が疑いに変わっていくというのが、よくあるパターン傾向です。
ただし、子どもが閉じこもっているのにはそれぞれに理由がありますし、分かっていてもどうしても動けないときだってあります。
このような時は、あなた自分が相手の立場だったらどうしてほしいかという点を考えてみてほしいのです。
そうすると見えてくる「態度」のヒントが出てくるのです。
- 常に気にかけている
- 気にはかけるが干渉はしない
- あいさつの声掛けはする
- よけいなことは言わない
このような態度を一貫して継続していくことが、遠回りのようで、実は近道になってきます。
今、話したくなかったらいいけれど、もし話したくなったら出てきなね。
何か出来ることがあるなら、まずは言ってみて。
「干渉はせず、保護をする」という姿勢を徹底し、「常に味方」だと感じさせることが重要です。
すると、人は「守られている」と思うことで、安心感が得られていきます。
すると、自己肯定感を取り戻すきっかけになり「変わるチャンス」が芽を出していきます。
もし「これ以上無理だ…」と思ったら、このように伝えてみましょう。
お父さんお母さんは、経済的にも体力的にもあなたを養っていくことは難しい…。〇〇ヶ月後までは待ってみるけど、それ以降は自立して動いてほしい。
と、明確な期限を設定して現状況を区切ったうえで、見守っていくべきでしょう。
必要以上の「余計な干渉」はよくはありません。しかし、干渉を恐れて何も意思伝達しないのは何も変わっていきません。
子どもと話し合って、自立への歩み出しを促していくことは大切な要素になっていきます。
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