習慣化できるものばかりだった
あなたの子供が「ひきこもり」になってからというもの、日々ぐるぐる思考回路をフル回転させていることでしょう。
時間が経てば経つほど、糸が絡まり合うように、物事を複雑に考えてしまう傾向になることも、その特徴の一つです。
そのような状況だからこそ、自分の考えなどをシンプル化して「心を軽く」する試みが大切になっていきます。
今回は、「ひきこもり」を抱える親御さんに対して、「思考のシンプル化」に繋げるための簡単な意識付けを解説していきます。
「あっ。この介入はこういうカテゴリーからなんだ!」と分かるだけで、自分の思考と行動がシンプル化され、適切なアプローチへとつながっていくと期待できます。
「思考シンプル化=心を軽くする」ための‟10の掟“
僕の方に、お問い合わせやご相談いただく親御さんと関わっていく中で、興味深いリアルな声を数多く頂戴しています。
僕は現在、ご縁をいただき頼ってくれた当事者や親御さんに、「元精神的ひきこもり」の経験と、「10を超える認定資格&医学知識」などブレンドした「ひきこもり解錠コーチング」を実践しております。
今回は、そのような過程でまとめた「母親が気を付ける〇つの掟」を紹介していきます。
是非、「思考のシンプル化=心を軽くする」ためのヒントにしていただけたらと思います。
掟①:子供の「居場所」を奪わない
人間何の苦労もせずに人生を全うするなんてのは出来ませんよね。
超富裕層であっても、一般庶民では理解できない超富裕層なりの気苦労があるやもしれません。
ですから、子供が何か嫌なことがあって心が折れているような状態なら…
元気や活力が出るまで、口を挟まないことです。
部屋にじっと閉じこもっていても文句を言わないし、詮索もしないことです。
当たり前のことですが、無理やり外に出そうとしないことです。
口を出したくなる気持ちはよく分かりますが、苦しいのは本人自身です。
そのためにも、安心して心を休められることを第一に考えていくべきですね。
掟②:「だって普通は~…」と口にしない
実際、この「普通は~」というフレーズは口にしている人が多いことと思います。
使用例としてはこんな感じです。
「いや、義務教育でなくても普通は高校くらい出るものでしょ?」
「大人になったんなら社会で働くのが普通でしょ?」
「ひきこもり」の当事者に対して、世間の「常識」を振りかざすことは適切ではありません。
口に出されなくても、十分に分かってはいるのですから。
また、世間一般ではなくても、個人の「価値観・経験」に基づく言葉にも要注意ですね。
掟③:他人と比較しない
人間はどうしても「絶対評価」ではなく「相対評価」で物事をとらえてしまいがちです。
自分の成果が、以前よりも格段に向上していれば、それは「絶対評価」であれば高評価とみなされます。
ですが、他人と比べてしまうことで、その自分自身の評価すらも変わってしまうのは惜しいことでもあります。
ですので、同じ年頃の親戚や同級生、かつての友人はどうしているとか、他人と比較するようなことを決して言わないことです。
「ずっと一緒だった〇〇君は、いま海外勤務なんだってー。」
「いとこの▢▢ちゃんは、大学主席で卒業して大手に就職したんだって。」
会話例は親戚も含まれていますが、このような会話は「井戸端会議」などで日常茶飯事に行われているのが容易に想像つきますね。
噂話も大いにあり得る会話を聞いても、解決の糸口になるような情報などあるわけがありません。
そういう時は、自分自身も「ヨソはヨソ、ウチはウチ!」と考えるようにしていきましょう。
掟④:恨めしそうな顔で見ない
これは「全くもって意味のないこと」なので要注意ですね。
「ひきこもり」解決の糸口が全く見えずに、いたずらに時間だけが過ぎていくと、正常な判断ができなっていく傾向があります。
それによって、思わず頭にフッと浮かんできた気持ちを吟味せずに、口にしてしまうこともあるかもしれません。
「いつもいつも、お母さんはこんなに心配して、悲しんでいるのよ?」
「言いたくないけども、あなたのせいで不幸になったわ…」
しかし、このような言葉を恨めしそうな顔で言ったところで、何の効果があるのでしょうか。
口に出した自分が、一瞬スッキリするかもしれません。
ですが、その後「なんてことを口走ってしまったんだ…」と、とてつもない後悔の念に苛まされるのは目に見えてますよね。
言葉にしたところで、誰も幸せにならないことは決して口にしないこと、今一度当然のこととして肝に銘じたいですね。
掟⑤:世話を焼きすぎない
「ひきこもり」だからといって、必要以上に世話を焼かないことが基本姿勢です。
大人なのだから、洗濯や掃除を親御さんがする必要は全くありません。
じゃあ食事は!?
よくドア前に置いてあったりするジャン?
「ひきこもりの食事=ドア前提供」みたいなイメージって何だかありますが、これはするべきではありません。
食事の用意はしても、部屋までは持って行かないことです。
「ひきこもり」を助けるような「ドア前提供」という行動は、より子供が「ひきこもり」になっていきます。
また、子供の食べたいものを確認して買いに行ってあげるケースもあります。
これもNGです。「食べたいものを自分で買いに行く」というきっかけすらも潰すことになります。
ただし、精神的な病気を抱えているのなら、当然治療最優先になるので、これらの限りではありません。
掟⑥:干渉しすぎない
子供が「ひきこもり」になっているという状況を、何とかしたいと思うのは親として当然の想いです。
ですが、この想いが強くなりすぎて、あれこれ質問・詮索したり、干渉したりというのは真逆のアプローチになります。
そういった想いを抱えながらも、子供とは「何でもない会話」を積み重ねることを意識していきましょう。
その積み重ねが子供にとって「甘えられる存在」、「安心できる存在」という拠り所になっていきます。
その結果、何の気なしにふとしたタイミングで、ポロッと塞ぎ込んでいた感情を吐露することがあります。
その吐露したタイミングを見逃さないことが大切ですね。
掟⑦:「いつでも」相談に乗る
気持ちは「24時間体制」のつもりですね。
これは、先ほどの「掟⑥」に類似したものになります。
「ひきこもり」になるということは、当事者にとって何らかのイベントがあって、その結果引き金が引かれたものと考えられます。
そんな子供に対して、
「何かあったらいつでも話を聴くよ」
「言っても仕方ないなんてないからいつでも相談に乗るよ」
と伝えておくべきです。
その積み重ねが子供にとって「甘えられる存在」、「安心できる存在」という拠り所になっていきます。
掟⑧:親が「子どもの幸せ」を勝手に決めない
僕自身、一児の父親なので「子供の幸せ」に関して考えることが多々あります。
なので、この「幸せを勝手に決めない」というのは、親として誰もが少なからず考えるものだと思います。
頭がちぎれるくらい考えた「親が幸せと思うこと」があったとしましょう。
そうであっても、子どもにとっては、必ずしも幸せとは限らないのです。
「自分がこういう人生を送ってきて幸せだったから」と…
自分の「価値観」や「経験」を押しつけようとしないことが大切です。
同じ環境で育ってきた兄弟でも、好きな食べ物や趣味がそれぞれ違うように、「幸せのカタチ」も同様に十人十色なのですから。
親がすべきことは「自分が思う幸せのレール」を1本キッチリ敷くことではありません。
大事なのは「幸せになる可能性の選択肢」を子供に示すことです。
その選択肢の中から選ぶかもしれないし、自ら新しい選択肢を見つけてくるかもしれません。
それを理解したうえで、親は子供と向き合うことが大切だと思います。
掟⑨:外野をブロックする
「ひきこもり」を抱えていると、外野の声が嫌でも耳に入ってくることもあるでしょう。
ですが、その声は解決の糸口になることは決してありません。
極論ですが、「野次馬のガヤ」と思っても差し支えないかもしれませんね。
なぜなら、「外野の声という提案」は、もれなく当事者やご家族が既に思いついていたようなことが大半だったりします。
特に、「ひきこもり」に対して先入観を持っていて、理解のない親戚や知り合いの人の声は無視を推奨するのがいいでしょう。
そして、それらの外野の声が耳に入ってきたとしても、何を言われたとか子供に逐一伝えないことです。
掟⑩:「簡単な同居ルール」設定
「ひきこもり」になったから何もしなくて「オールOK!」なんて認めてはいけないです。
すべてを親御さんが抱え込んでしまうのは、自滅行為になりえます。
親御さん自身が辛くなりすぎないように、同居するうえでの「簡単なルール」を決めるのもいいでしょう。
例えば以下のようなルールです。
- 「自室のゴミはちゃんと出す」
- 「2日に1度はお風呂に入る」
- 「週3回は食事を一緒にとる」
また、子供の心身状態にもよるが、親御さん自身の希望を踏まえたルール設定をいれてもいいでしょう。
- 「家で完全に一人になる時間が欲しい。」
- 「だから、週1回は1時間以上出かけてほしい」
ルールの範囲はその都度、子供の「心身の状態」を加味しながら、臨機応変に設定していけばいいでしょう。
大事なことは「ひきこもり」であっても、何らかの「責任」を負ってもらうことです。
いかがでしたでしょうか??
ざっと、リスト化してきましたが、こうしてみると、ひきこもりに限らず、基本的に子育てするうえで必要な姿勢になるのです。
これら全ての掟を完璧にマスターする必要はなく、ふとした時に、見返していただくだけで十分です。
「そうだそうだ!」とあなたの背中を優しく押してくれるような存在になってくれると思っています。
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